24.06.01更新
「『世界中の女性と女児の地位向上を目指して』を目標にゾンタの活動は世界中で広がっているのよ。一緒に活動しませんか。」絽刺で師事しております東京Ⅱゾンタクラブの石川朝子先生からのお誘いをいただいて、2018年にゾンタに入会させていただきました。
専門職に就いておられる皆様のお集りと聞いておりましたので、私には無縁かと思い、ずっとお話しだけ伺っておりましたところ、2018年に日本で初の国際大会が開催されることになり、張り切って準備されている様子を石川先生が楽しそうに話されるのをお聞きして心を動かされ、入会を決心いたしました。そして2018年6月の横浜の大会に1日だけ参加いたしました。世界各国から人々が集まりにぎやかで華々しくて、英語で会議が進むのを目の当たりにして70歳を前に新しい世界が開かれた気がいたしました。
入会しますと、会員の皆様は優しく、様々なお話を聞くことも楽しく、書記、副会長とお役も拝命いたしました。入会6年目ですがその間コロナ禍で活動もままならぬことも多く、国際大会も中止にり、例会も中止になったりオンラインになったりしました。その中でも、大阪Ⅰゾンタクラブの皆様ができることをできる範囲で黙々と活動されていたのはとても印象的でした。
そして会長のご指名をいただき、迷いもありましたが考えた末にお引き受けいたしました。
私が力を入れております「絽刺」は約1300年くらい前に日本に伝えられたと言われています。蚕から糸を紡ぎ、色を染め、出来上がった絹糸を刺していく。その作業が千年以上伝承され今日も続いていますことにいつも新鮮な驚きを覚えます。
古の人々がどのように、何を誰のために同じ作業をされていたのでしょうか?代々受け継がれてきました技を次の世代の人々に是非繋いでいきたいと思い、作品の発表をしております。
文化の継承は平和と共にあると思います。
戦争による文化遺産の破壊、人間の尊厳の略奪、このような世界の中で女性と女児が安心して暮らせる日々が来ることを祈って、同じ時代を生きる一人として何ができるのかを考えて会員の皆様と奉仕活動に励みたいと思います。
仕事を終えて、夕方からの例会に集まる会員の皆様が楽しんで活動できるような会の運営を目指したいと存じますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。