17.03.16更新
3月2日(木)ロイヤルホテル山楽の間で、「千の音色でつなぐ絆」~TSUNAMI ヴァイオリンコンサート~と題し、チャリティコンサートを開催いたしました。
東日本大震災から今年3月11日で早くも丸6年。津波で流された流木を使って作られたバイオリンとピアノのコンサートとなりました。
演奏に先立ち、震災当日の現地の津波で人や物が流されていく様子、そのあと跡形もなく消えた街、立ち尽くす人々、道路はできたものの、未だ復興の兆しが見えない町などの様子を収めたDVDを拝見しました。
自らも家族が行方不明のなか、避難所の中に「すまいる」と名前をつけたポスターを貼って、みんなで助けあって笑顔で行きましょうと呼びかけた小学生のお話。流れた金庫も開けられることなく届けたれたものが多かったこと、届けられた財布やバッグの85パーセントが持ち主に戻ったこと。震災の悲惨な状況にあっても、日本人の素晴らしさ、心の温かさが伝わるエピソードも紹介されました。
お話の後、バイオリニスト伊藤真理子様、ピアノ安積京子様による演奏が始まりました。お二人で全8曲の演奏をしてくださいました。エルガーの“愛の挨拶”に始まり、“アベマリア”など、耳なじみのある曲ばかりを演奏してくださいました。
最後はサプライズで「花は咲く」を会場全員で合唱し締めくくりました。
(文・福味)